VISTEC-京都大学合同シンポジウム:Recent Advances in Chemistry and Smart Materialsを、2023年11月27~28日にタイ・ラヨーンにて開催しました。
京都大学では、海外の大学や研究機関と共同で、全世界に11の現地運営型研究室「On-site Laboratory」を設置しています。本シンポジウムでは、タイに設置する2つのOn-site Laboratory(高等研究院 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)・スマート材料研究センター、地球環境学堂・Mahidol環境学教育・研究拠点)が、各On-site Laboratoryの活動報告を行ったほか、日本、タイおよびシンガポールの研究者が化学・スマート材料分野における最先端研究の成果を発表しました。本シンポジウムは会場とオンラインのハイブリッド形式で行われ、タイ、日本、シンガポール、フィリピン、イギリスなどの学術関係者 約130名の参加がありました。
27日には、Vidyasirimedhi Institute of Science and Technology(VISTEC) 創設者のPailin Chuchottaworn 博士による挨拶と基調講演、Pimchai Chaiyen VISTEC学長、時任宣博 理事・副学長による挨拶に続き、河野泰之 副学長や北川進 高等研究院 iCeMs特別教授が、本学On-site Laboratoryの活動に関する講演を行いました。
その後、Pailin博士の案内のもと、VISTEC構内や、EECi(東部経済回廊イノベーション特区)見学ツアーが行われました。
28日には、北川特別教授、Tirayut Vilaivan チュラロンコン大学教授、若宮淳志 化学研究所教授、Vatcharin Rukachaisirikul プリンスオブソンクラ大学教授、草田康平 白眉センター特定准教授などによる研究発表が行われました。各講演後には質疑応答の時間が設けられ、参加した学生、研究者から熱心に質問が寄せられ、盛況のうちに閉会しました。